会社予想:2021年9月期時点
- 3Q累計売上高は14%増と連続で過去最高を更新!
- 3Q累計経常利益は32%増と連続で過去最高を更新!
- 3Q累計最終利益は37%増と連続で過去最高を更新!
21年9月期第3四半期累計の連結経常利益は前年同期比32.4%増の6.4億円に拡大し、通期計画の8.0億円に対して進捗率が80.3%に達している。
直近3ヵ月の実績である4-6月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比30.4%増の2.1億円に拡大し、売上営業利益率は前年同期の36.8%→42.8%に上昇した。
■過去の四半期決算の実績データ(2021年6月期時点)
■業績・決算情報(年度毎)
直近2年間の業績推移を見た場合、売上高は二期連続の増収となっており、該当二期の平均増収率は25.06%となっております。また、営業利益も二期連続で増益傾向にあり、該当二期で平均63.90%の増益率となっています。増収効果を利益に直結させ、安定成長を実現する背景には当企業の高い競争力の維持だけでなく、徹底したコスト管理もあることが予想されます。 加えて、ROEは低下傾向にあり、資本効率が悪化していることを示します。一般的には、PBRを中心としたバリュエーションの悪化が予想されますので、PBRが1倍以上の場合には特に株価動向に注視が必要です。
~用語集~
【経常利益】
経常利益とは、企業が通常行っている業務の中で得た利益のことです。
企業では、その企業の本業とそれ以外の事業の損益を分けて計算しています。本業の儲けを営業利益といい、それ以外を営業外利益といいます。例えば、本業が製造業であっても、保有する不動産から家賃収入などを得ることがあり、経常利益には本業の利益以外に家賃収入なども含まれます。
経常利益は他の指標とともに財務諸表で見ることができます。
【売上営業利益率】
売上営業利益率は、企業の売上高に対して、営業利益が占める割合(比率)を示す財務指標をいいます。日々の事業活動から稼ぎ出す利益についての収益性(利益率)が判断できるもので、企業の「本業の収益力の強さ」が分かり、通常、本比率が高ければ高いほど、本業で利益を生み出す力が高いということになります。
【ROA(総資産利益率または総資本利益率)】
会社の事業に対して投資された資産について、どれだけ効率よく収益を得ているかを示す指標のことです。ROAの求め方は当期純利益の額÷総資産額(総資本額)×100=ROA(%)となります。
【ROE(自己資本利益率】
自己資本(純資産)に対してどれだけの利益が生み出されたのかを示す指標のことです。企業の収益性判断の指標として、また株式投資の指標として重要視されています。ROEの求め方はROE(%) = 当期純利益 ÷ 自己資本 × 100
【ROAとROEの違い】
すべての資産は、他人から借りた資本(負債)と自分の資本(純資産、自己資本)に分けられます。総資産利益率(ROA)が総資産(負債+純資産)に対する利益の割合であるのに対し、ROEは、純資産に対する利益の割合です。つまり、ROEは自己資本を使ってどれだけ利益を生み出したかを表す指標であるのに対し、ROAが総資産を使ってどれだけ利益を生み出したかを表す指標となっています。
【PER(株価収益率)】
株価が割安か割高かを判断するための指標。株価収益率(Price Earnings Ratio)のこと。利益から見た「株価の割安性」。株価が「1株当たりの当期純利益(単に1株当たり利益、1株益ともいう)」の何倍になっているかを示す指標。一般にPERが高いと利益に比べて株価が割高、低ければ割安であるといわれます。当期純利益は、会社が1年間の営業活動で株主全体にもたらした利益で、この中から配当が支払われ、残りは株主の資産(純資産)として蓄えられていきます。それを1株当たりで表したのが「1株当たりの当期純利益(=1株益)」です。
【PBR(株価純資産倍率)】
株価が割安か割高かを判断するための指標。株価純資産倍率(Price Book-value Ratio)という。純資産から見た「株価の割安性」。株価が直前の本決算期末の「1株当たり純資産」の何倍になっているかを示す指標。純資産は、会社の資産のうち株主全体で保有している資産で、仮に会社が活動をやめて(解散して)資産を分けた場合に株主に分配される資産(金額)であるため「解散価値」とも呼ばれています。それを1株当たりで表したのが「1株当たりの純資産」です。
会社の資産と現在の株価との比較であり、PBRが小さいほど株価が割安であることを示します。